組立工程の自動化・生産効率の向上と品質の安定に寄与するフープめっき
フープめっきとは、帯状の製品に対して行われるめっき加工の手法です。
接点部品、シェル等の微小電子部品の量産化と生産自動化のニーズから、フープめっきが活躍しています。
リール・ボビン・ドラム等に巻かれたプレス材、薄板材、ワイヤー線材等の製品を引き出しながら、連続・高速で前処理、めっき工程を通過させ、再び巻き取ります。
リール to リールめっきとも呼ばれ、全面めっき、部分めっきが可能です。
フープめっきの特徴 Feature
省金化に寄与する部分金めっき
・液面制御方式による部分金めっき
・マスク治具活用による、めっき析出エリアの制限
・近年高騰する金の使用量低減によるコストダウン
画像検査装置の導入による流出防止
・フープめっきライン終端部への画像検査装置設置
・変形、めっきエリア異常、異物付着等の確認による不具合の流出防止
後処理による機能付加にも対応
・Auめっき:封孔処理(水溶性)
・Snめっき:変色防止処理(対アニール)
・Niめっき:Ni酸化防止処理
各環境規制への対応
・RoHS2、REACH等の各種環境規制にも対応
・めっき被膜の定期分析による規制対象物質管理
・ICPデータの迅速な提供(目安:営業日中2日)
処理の種類・設備能力等Treatment Type and Equipment Capacity
1対応工法、サイズ、色調
設備名称 | フープめっき1号機 | フープめっき2号機 プレス材用 |
フープめっき2号機 線材用 |
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めっき種類 | Sn・Ni(全面) | Au・光沢Sn・Ni | Au |
対応膜厚 | ~10μm | Au 0.02~2μm Sn 0.1~3μm |
0.05~2μm |
下地めっき | Cu・Ni | Ni | Ni |
材料幅(高さ) | 最大50mm | 最大60mm(Ni) 最大50mm(Au、Sn) |
φ0.08~1mm |
材料幅(曲げ高さ) | 最大4mm | ー | |
ラインスピード | 1.0~7.0m/min | ||
搬送方法 | ローラー方式 | ||
主な対象製品 | プレス材 材料めっき(薄板) |
プレス材 材料めっき(薄板) |
線材 |
対応素材 | 伸銅材/鉄材 | 伸銅材/鉄材/SUS材 | 伸銅材/鉄材/SUS材 |
その他注意事項等Other Notes
・脱脂・酸洗いのみのご依頼にも対応しております。
めっき・アルマイトに関することは、お気軽にお問い合わせください! | |
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