製品開発支援Product Development Support
めっきの仕様についてお気軽にご相談ください
設計者にとって、部品の設計に際し、めっきの仕様をどのようにするかは、大きな課題です。
製品の用途、素材との相性、後工程との相性、要求される機能等をしっかりと考慮することが必要です。
不十分な仕様検討では、実装・組立工程でのトラブルの原因になったり、部品が搭載される最終製品の信頼性にも影響が出る可能性があります。また、反面、オーバースペックとなることもあり、納期・価格面で必要以上の負荷がかかることにもなりかねません。
このような問題を回避するために、部品設計の段階からめっきについてのご相談を承ります。トップコート・下地のめっき種類、膜厚規格の相談や、設計者・技術者・開発者のイメージ段階からのめっき仕様のご相談に対応させていただきます。
めっきラインの設計・製作、薬品の調達支援Design and Manufacture of Plating lines
国内外でのめっきラインの設計・製作においては、製品の用途・品質要求を正確に把握した上で、それに適した設備の設計管理を行い、技術水準を満たす施工業者に依頼することが肝要となります。また、設備立上げ後のライン稼働においても、エンドユーザーからの要求に応じた品質を維持できる水質、前処理液、めっき液の安定した調達が最重要課題となります。特に海外においては、この傾向が顕著となります。
弊社では、お客様のご要望をお伺いした上で、めっきラインの設計・製作支援を行うとともに、ラインの立上げから、管理・運営まで対応できる人材育成を中心に、弊社技術者・技能者による国内外での技術指導を承っております。
めっき技能検定の実施Technical Guidance
めっきは、「特殊工程」と呼ばれ、めっき処理後の目視での良否判定が難しいという特徴があります。
(実装・組立等、その製品が使用される段階になり、初めて製品の良否が判定できます。)
そのため、特殊工程においては、認定作業者による作業、作業条件や作業者のエビデンスの確保等、工程のプロセスが適切に行われたことをもって、品質保証することが求められます。
めっきの品質管理においては、作業者の技術・技能の重要性が高く、その一定の証としての「めっき技能士」のニーズは非常に高いものとなっております。
弊社では、めっき技術の維持・向上に向けて、従来よりめっき技能検定3級実技試験を北上工場にて実施しておりますが、令和2年度からは1級、2級の実技試験も実施し、社外からの受験、及び事前相談についても対応させて頂いております。